Good&New 湘南 住まいのスタッフブログ

「どんなケーキを選ぼうか？」
ちょっと楽しみにしながら、会社帰りに寒川にあるケーキ屋さんへ立ち寄って、
ショーケースを見るなり、私は驚いてしまいました。
ほとんどケーキが置かれていないのです。
たまに寄るだけですが、だいたい、いつもと同じ時間帯。
こんなにケーキがない状態は、初めてでした。
それでも、せっかく来たので、
絞られている選択肢の中から、ケーキをチョイス。
接客で手いっぱいの店員さんに代わり、
パティシエさんが対応してくれました。
ケーキを車に載せて帰る道中、
工務店で、バターが不足している話を聴いたことを思い出しました。
次の日、インターネットで、「バター不足」で少し調べてみると、
バターの調達難、価格の高騰理由などが、いろいろ書かれていました。
きっと、バター不足の影響なのだろうと、考えました。
そういえば、パティシエさんがあの時、奥にある冷蔵庫から、
他の何種類かのケーキを持ってきてくれました。
品数を絞り、なるべくロスを少なくする。
私は、そうしたケーキ屋さんの努力を感じていました。、
ある住宅建材メーカーの支店長さんが、
「消費税増税の影響で、住宅業界が、出口の見えない状況にある」と言っていたことを思い出しました。
業界が違い、必要な材料が違い、調達難や価格高騰の理由が違うなど、
一概に同じと考えることはできないとは思いますが、
寒川のケーキ屋さんで、肌で感じた「出口の見えない状況」を抜け出るために、
今、自分にできることは何かを、改めて考えさせられました。
せめて、品数が絞られている中で、一番お気に入りのケーキを選び、
それを愉しんで食べることが、応援のひとつとなるのかなあと、感じながら‥。
久保田剛広